八ヶ岳の硫黄岳、東天狗、西天狗に行って来た。
ベースにしたのは本沢温泉、日本最高所の露天風呂がある。
ここは2年前の秋に麦草峠からアプローチを行ったが、雪のため黒百合ヒュッテ泊まりになってしまい、どうしても行ってみたかった温泉である。
2012/07/27(金)
豪快Onoさんに車で来てもらい、我がカエル顔の車に乗り換えいざ出発!
そういえば、「前回は上高地に向かうのに八王子から中央高速に入り、気がついたら調布でしたのぉ」
などと回想しながら、今回は無事に須玉方面へ車は向かった。 …ホッ
2012/07/28(土)
6:30 本沢ゲート - 7:30~8:15 本沢温泉 - 9:15 ~9:30 夏沢峠 - 10:25~11:00 硫黄岳
-12:00~13:00 オーレン小屋 - 14:15 夏沢峠 - 14:30~14:40 根石岳
- 15:05 白砂新道分岐 -16:00本沢温泉(テント泊)
本沢温泉入り口から、ちょっとしたオフロード風の林道を走る。
雪道以外で4駆を使ったのは初めてであり以外に面白い、と思っているうちに天狗展望台の駐車場に到着
ここには車10台程は駐車できるスペースがある。
で、こんな案内を発見
ここから本沢温泉ゲートまでは徒歩10分位の様であるが、ゲートまでは4輪駆動が必須と書いてある。
結構なダートコースを走ってきたように感じていたので、
この先はきっと”オフロードパークのような赤土がむき出しの凄い悪路だろうなぁ”と、
勝手に思い込み車はここにデポする事に…
が、ゲートまでは案外歩きやすい普通の林道であり、
天狗展望台まで入れる車ならゲートまでもこれるだろう。
但し、道幅が狭いため対向車が来た場合、
すれ違えるポイントが1、2箇所しかなくめんどくさそうである。
本沢温泉従業員専用の駐車場を通過し、約10分で本沢温泉ゲートの到着。
駐車している4WDは全てジムニー、軽の4WDでは王道なのでしょう。
このゲート脇には5,6台は駐車できそうである。
ミドリ池の分岐を過ぎて、朝の涼しげな林道をひたすら歩く。
約1時間で本沢温泉キャンプ場に到着。
到着した時にテントを撤収して下山する登山客がいたが、じきに誰もいなくなり
我々は早々にテントを張りここをベースに八ヶ岳を散策する準備を始める。
ここは水が豊富である。
煮沸しなければ使えないが、天場のすぐ近くには沢がある。
また2分くらい先に本沢温泉があり、
小屋前にはそのまま飲める湧き水を引いてくれている。
ベーステントを張り硫黄岳を目指していざ出発!
とりあえず、良く見かける本沢温泉のアングル。
本沢温泉から2、3分のところ。この左側に 日本最高所の温泉がある。
ちょっと覗いたが詳しくは、また後で…
約1時間で夏沢峠に到着するが、途中で中学生の大パーティ 2組とすれ違う。
どちらも1学年6クラスまるまるだそうで、
1組ザックリ200人以上の大パーティだった。
そのうちのひと組に聞いたが、昨晩はオーレン小屋に宿泊したそうである。
夏沢峠の山びこ荘に到着。
と、ここにも中学生の大パーティが…
どうやら山びこ荘に泊り出発前の点呼中のようだ。
付き添いに学校の先生以外に、介護士の方も同行している。
(たまたま声をかけた方が介護士の人でした)
夏沢峠から硫黄岳方面を望む
硫黄岳までは上りやすい整備されたルートが続く。
約1時間で硫黄岳に到着。 壮大な爆裂火口を見上げる。
硫黄岳の頂上には既にかなりの登山客が日差しは強いが涼しげに休憩をしていた。
で、 ”まだあった” ロボット雨量計跡の小屋。
今回の目的に一つはこの小屋を見ておきたかった事もある。
外の嵐とは別世界のように当時はかなり快適に非難させてもらった。
右が現在の中の様子、左は30年前に中でくつろいでいる写真(デジタルリメイク版だょ)
当時は両側にあった板の間も無く、屋根も殆ど朽ちて風は凌げるだろうが雨には耐えられないだろう。
そして途中、峰の松目に寄り道をしてオーレン小屋へ向かう。
稜線から離れると直ぐに森林限界が切れ、林の中の山道となる。
オーレン小屋のキャンプ場はかなり整備され、とても居心地の良さそうな場所にある。
小屋の前にある湧き水、”オーレンこわしみず”だそうである。
これはうまい!おまけに飲み放題である。
山でこんなに大量の水を飲んだのは初めてである。
(多分ここに泊まったら一日中水を飲んでいそうだ)
オーレン小屋から根石岳経由で本沢本線へ向かうが、
途中でまたもや睡魔がやって来た。
そこで、onoさんへ懇願。 10分寝させてm(_ _)m
年のせいだろうか、最近は夜に移動するとたいてい昼寝が必要になってしまった。でも、気持ち良いのだよ。
2人して豪快に道を外れて …
なにやら、遭難を心配している通りがかりのひそひそ会話で目が覚めた。
爆睡していたようだ。
さて、人騒がせにならないうちに、気分も爽快になったところで先を急ぐ事に…
根石山荘と根石岳
根石岳山頂の様子
根石岳から天狗方面へ下ると、本沢温泉へ続く白砂新道の分岐があり、稜線直下は少々歩きずらいがここを下る事にする。
東天狗、西天狗は目の前であるが、両ピークは明日のお楽しみにとっておく事に。
約1時間で本沢温泉に到着。
テントに戻り露天風呂の空く頃を見計らい、小屋でビールを調達しいそいそと温泉へ
いや~ 極楽極楽。
2年越しでの念願の日本最高所 露天風呂は最高であった。
そして、テントへ戻り晩飯の準備。
今晩のメニューは、カルボナーラ、ワカメスープと野菜炒め。
夜中は雨が激しかった様だが気にせずまたもや爆睡
2012/07/29(日)
7:00 本沢温泉 - 8:00 稜線 - 8:30 東天狗 - 9:00 西天狗 - 9:30 東天狗
- 10:00~10:15 白砂新道分岐 - 11:00~12:20 本沢温泉 - 13:20 本沢ゲート
- 10:00~10:15 白砂新道分岐 - 11:00~12:20 本沢温泉 - 13:20 本沢ゲート
早朝5:00に露天風呂へ行き、貸切状態で爆裂火口を見上げながら温泉へ漬かり今日の予定を整理する。
風呂から戻り簡単に朝食を済ませ、本日のメニューである東天狗、西天狗をやっつけに出発!
稜線までは昨日下りで使った、白砂新道で上がる事にする。
稜線への出口付近手前でルートを外れ直登してしまった。
白砂新道を下る時は、ルートを見失わないように気を使っていたが、登りは油断したのか森林限界辺りで
ルートをちょっと外れたようである。
稜線は晴れ渡り、すがすがしい朝を迎えていた。
暫くは、朝の涼しい風と景色を堪能し、天狗を目指して登る事に。
東天狗の頂上は既に賑わいを見せていた。(奥は西天狗)
そして、西天狗から見た東天狗。
東天狗、西天狗をまわり今回のプランを全て消化し、白砂新道の分岐へ戻る。
相変わらず気持ちの良い風が吹いている。
靴をそろえてくつろぐ豪快onoさんの図
下りは慎重に本沢温泉へ帰還。
天場へ戻り、ラーメンで小腹を満たしながら、テントを乾かす。
テントの泥はねで昨晩の雨がかなり激しかった事が伺える。
さて、テントも撤収し名残惜しいが下山する事にする。
本沢温泉ゲートを通過し無事に車まで到着。
帰りは稲子温泉を通り過ぎ、八峰の湯で今回の疲れを癒す事に。
なかなか良い温泉であった。(一人\500)
八峰の湯では、露天風呂から北八ヶ岳の眺望が期待できるらしいが、天気はよかったのですが残念ながら山の眺望はなかった。 次回に期待。
へばせば。